おはようございます！チホケスタ（@chihokesta）です！
栃木で4兄妹育児しています！
長男8歳、次男6歳、三男3歳、長女1歳。
今日は次男を出産した際の記録を。
mixiに書いていた出産記録日記を少し書き直しただけの、長い日記になります。
かなり細かく書いてあるので、これから出産を迎える方にはひとつの例として見ていただいてもいいと思います。
予定日3日過ぎ、おしるし、陣痛？陣痛かわからない！
先生もまだ産まれそうにないねとのこと。
高くくってたことこの上なし。
18日朝4時半おしるし。
おしるしとはもうすぐ産まれる的な時期にちょっと血が出てくること。
しかし、長男の時にはなかったことなのでなんだかウキウキ。
その後不定期にお腹が張る状態に。
と思ってたらお昼前にはおさまって普通に生活。
やっぱり。
いつものように長男とお昼寝して起きたらまた不定期な張り。
と共に生理痛みたいな痛み。
夜9時くらいには10分間隔っぽいけど、これが陣痛なのか陣痛じゃないのかわからない。
長男を寝かしつけて、23時頃、もしもを考えてシャワーを浴びる。
痛い時はちょっと動けない。ウッと止まって痛みが引くまでそのまま待つ。
日付かわって19日0時。
とりあえず寝てみる。寝たら痛くなくなるかもしれない、と子供のようなことを思ってみる。
間隔も５分くらいな気が。
いや、気がするだけかもしれない。
1時。
よし。
これは陣痛に違いない。
確信する。
寝られないほど痛い。
病院に連絡せねば。
でもまだ早いとか言われたら恥ずかしい。
しかし痛い。
とりあえず連絡して、判断してもらおう。
夜分遅くすみません、と、
陣痛っぽいんですけど、と、
1人目は誘発だったのでいまいちわからなくて、と伝える、
と言ってもらえたので安心して病院に向かえる。
夫を起こし、置いていくわけにもいかないので長男を起こすとギャン泣き。
夜中に出掛けたことがない彼には酷だったが１人置いていくわけには行かない。
はたして深夜1時半、一家は産婦人科へ向かったのであった。
出産記録、陣痛からの産婦人科。静かなる陣痛。
2時前に産婦人科へ。
私だけ先に入り診察。
子宮口は2センチ開いているくらい。（10センチで全開で産めるそう）
夫と長男は荷物だけ置いて自宅待機で一旦帰宅。
長男の時は夫と実母がずっといてくれたので1人不安。
しかししょうがない。
1人で頑張ろう。
陣痛室に通されるとすでに先客がいた。
綺麗な茶髪のおねえちゃんである。
1人じゃないことにちょっと安心。
でもお互い話しかけてる場合ではない。
挨拶のみで、心の中で（一緒に頑張ろう！）と話しかける。
出産用の手術着みたいのに着替え、ベッドに横になりＮＳＴ（ノンストレステストという、お腹の張りや赤ちゃんの具合をチェックする機械）を1時間つける。
この時点で5分～10分間隔の痛み。
どうやら陣痛らしい。
やっと確信がもてた。
これが陣痛か。なるほど。
3時半、痛いけど、体をこわばらせず深呼吸してたくさん酸素をお腹に送るイメージで乗り切る。
フーフー呼吸してる私に対し、隣の茶髪のおねえちゃんは静かだ。
カーテン越しだが寝てるのか起きてるのかもわからない。
陣痛来てるの？
痛いの我慢してるの？
こんなにフーフー言ってるのが恥ずかしい。
私より先に陣痛室にいるのだから、結構痛いはずなのに。
うらやましい静かなお産だ。
私も騒がず産むよ、と隣のおねえちゃんに誓う。
4時半。
かなり痛い気がする。
看護士さんが来て陣痛の間隔や長さを聞かれるがいまいちわからない。
間隔は5分？10分はないかな？陣痛の長さ？30秒くらい？
ハテナばかりの私に看護士さん若干キレる。
「ちゃんとはかってね！」
すみません。
だって陣痛の間が全然痛くなくてふっと寝ちゃうんだもの。
そしてなんか変な夢をいっぱいみてわけわかんなくなってるんだもの。
外人と草野球してる夢とか、バナナマンとダムにいる夢とか。
頑張ってはかろう。怒られたくないから。
と思ってるうちに陣痛と共にケツが痛い。
ケツを押さえる。
あと吐き気がする。
ああ、長男の時は吐きまくったなぁと感慨深い。
やっぱり2人目は色々違う。全然違う。
4分間隔？3分？と確認してるうちに超痛い。
痛いのが1分以上続く。
痛いというかこれ、長男の時と同じ、出てきそう、何かが。
でも子宮口が全開とは限らない。
痛さにギリギリまで耐えてみよう。
もしくは看護士さんが来たら聞いてみよう。
ところで隣のおねえちゃんはどうしてるのだ？
たまに寝返りする音とスースー呼吸音が聞こえるのみだ。
出産じゃないのかもしれない。
じゃあなぜここにいるかはわからないが、頭が回らないのでそうとしか思えない。
私は１人で戦っていたようだ。
もうおねえちゃんは心の支えではない。
おねえちゃんの睡眠を妨げぬよう頑張ろう。なるべく。
5時半。
限界だ。
何かがもう腹の中でうねってる。
そしてうすうす感づいてはいたが誰も来ない。
先ほどから看護士さんは1時間おきにしか来ていない。
深夜の産婦人科で出産以上に構わなければならないことがあるのか。
もっとこっちを気にしてくれてもいいんじゃないか。
ナースコール押しちゃうよ？
と躊躇しちゃうのはなんでだろう。
悪いかなとか申し訳ないとか思ってる場合じゃないのに。
陣痛3回分我慢してナースコールを押す。
早速来た看護士さんに
「出そうです」
と言うとそのまま内診。
「分娩台上っちゃおうか」
いいの！？
ナースコール我慢しなきゃよかった！
変なとこ気を使っちゃうダメな自分！
「じゃあ分娩台こっちね！」
そうだ。今いるのは普通のベッドだ。
産むには隣の分娩室まで歩かなければならない。
扉を開ける看護士さん。
分娩台まではベッドを降りて15歩くらい。
ベッドを降りるのも至難の業なのに。
しかし行かねばならない。
私は今から出産するのだ。
出産記録、分娩中。赤ちゃん、出しちゃダメ！！
歩いて・・・
15歩・・・
遠い・・・
前は陣痛でのベッドがそのまま分娩台になるシステムだったのに。
分娩台へ向かう途中にもうねりはやってくる。
もう鳴門の渦潮だ。
大自然の力には逆らえない。
しかし今は立ち向かわなければならない。
出ちゃダメ！と渾身の力をケツに。
1度の陣痛後、もうヤバい気がして自分なりのものすごい速さでなんとか分娩台に上がれた。
看護士さん2人がバタバタしてる中、
「痛いの来たらいきんでみようか～」
いきみ方・・・忘れてしまった。
2年前のあれはどうだったんだっけ？
そうだ。
看護士さん4人掛かりで私をほめちぎりながらいきんでたあの頃。
幸せだった。
『いきむの上手～！』
『深呼吸上手～！』
『はい、吸って～はいて～止めて！上手～！』
「いきむのに息はいちゃだめでしょ!?いきめない？息止めて！」
現実に引き戻された。怒られた。
作業しながらの看護師さんは全く優しくなく、ともかく「はい！」「はい！」と運動部の後輩のごとくよい返事を繰り返すのみ。
そしてこの辺でう◯こもらす。
看護師さんがささっと処理してくれて感謝しかない。
頭が出てくるのがわかる。
これはもう産まれる！出せばこの痛みも終わる！
と思ったら
「いきんじゃダメ！はっはって息吐いて！まだ出しちゃダメ！」
え？出しちゃダメなの？なんで？
「先生まだ？」
と出てくる寸前のものを手で押さえる看護士さんがもう1人に言っている。
先生が来てない。
たぶん会陰切開とか取り上げるのとか先生じゃないといけないのかもしれない。
でも出ちゃう！つーか出したい！もう体全体が出す方向で話まとまってる！我慢できない！なんで我慢しなきゃなんないの！？
看護師さんが出できそうなのを押し返す！のと、いきみたい私の攻防戦！
「出ちゃう！」
と叫ぶ私に
「ダメ！」
と押さえる看護師
「（先生）早く！！！」（私と看護師）
待ち焦がれた先生はちっとも急ぐ様子もなく無言で分娩室にやってきた。
手術着に着替え、
「はい、いいよ～」
と先生。
いきむと言うかもうちょっと力入れたら出ちゃった感。
「メエェェェ」
と泣いた我が子。5時52分。
長男とは全然違う出産で
産まれてみたら全然違う顔立ちで
既に性格も全然違ってて
おんなじ2人から出来た子でもこんなに違うものかと面白い。
追記「隣のおねえちゃん編」
陣痛室の隣のおねえちゃんは次の日病院の食堂で再開。
「昨日はどうも～」
と話していたら
・18日朝7時から陣痛でずっとあの部屋に。
・私は19日の午前2時前に陣痛室に来たのでその時点で19時間くらい陣痛。
・19日の朝5時52分に私は出産、その後陣痛室に戻り朝8時まで休憩、彼女は24時間以上まだ陣痛中。
・朝10時に出産
だそうで。
陣痛が弱かったのと初産で子宮口がなかなか開かなかったので時間かかったよう。
後から来た私が先に出産したので心折れたと言ってた。
長い出産記録ですが、読んでくださった方がいたら嬉しいです！ありがとうございます！
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